グリーン電力とは、風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの自然エネルギーにより発電された電力のことです。
石油や石炭などの化石燃料による発電は、発電するときにCO2(二酸化炭素)が発生しますが、自然エネルギーによる発電は発電するときにCO2を発生しないと考えられています。
また、再生可能で あるため環境への負荷が小さいエネルギーです。
「G-電力」の参加方法と手続き
【提出書類】
1.参加申込書(会員登録)
2.太陽光発電システムの設置データ台帳
3.電力会社発効の売電電力量検針票写し
4.発電量の計測機器(モニター)の写真
以上の書類を頂き、REOが地域全体を纏めて「グリーンエネルギー認証センター」に申請する事、グリーン電力証書の発効・販売をする事、販売金を参加者に配当する等の作業を行います。
まずはお問い合わせください。
グリーン電力証書「G-電力」とは
「G-電力」はグリーン電力証書システムを活用し、太陽光発電で作られた電力の内、自家消費電力に含まれる「環境価値」を「経済価値」に換算して、社会に流通させ、太陽光発電の導入を促進させる仕組みです。具体的には「環境価値」を経済価値のある「G-電力」なる証書にして、第三者に譲渡(売却)します。
太陽光発電電力の内、電力会社に販売された「自家消費以外の電力」は法律(RPS法)によって、環境価値込みで販売されます。
【RPS法…電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法】
一方、太陽光発電設置住宅では発電された電力の内、平均的には約43%が自家消費されていますが、この「環境価値」の評価がされないままです。今回、この価値を経済評価し太陽光発電等自然エネルギー利用の拡大を図ろうとするものです。
太陽光発電の特徴と「環境価値」
太陽光発電システムから得られた電力の特徴は特有の「環境価値」を持ちます。
送電ロスが少ない。
騒音や景観等の二次的な環境影響が少ない
発電所のピークカット効果に寄与する
多いに寄与する
世界では、地球温暖化・環境保全を狙って、こうした環境価値を「経済価値」に置き換える動きが活発化しています。ヨーロッパ諸国での「CO2排出権取引」アメリカの「グリーン電力取引」があり、日本では「グリーン電力証書」化が進んでいます。
【日本の「グリーン電力証書」の根拠】
資源エネルギー庁の「グリーン電力供給事業検討会」の中で、「グリーン電力制度については、民間に於ける自主的な取り組みとして評価されるべきものであり、国においても今後ともその普及を図る為に啓発稼動を行うことが重要である」との答申に基づく。
太陽光発電設置者のメリットと課題
【メリット】
1.発電量のうち、自家消費電力に含まれる「環境価値」を「G-電力証書」として販売し、手数料を引いた証書代金が新たな収入となります。
2.発電量を毎年確認しますので、故障等の発見が早期にできます。
3.発電者の希望により、「G-電力基金」に寄付する事もできます。
【課題とデメリット】
1.「環境価値」を金に変えて販売した事によって「私はCO2削減に協力してます!」とは言えなくなります。
※「環境価値の二重計量・二重販売」は厳しく禁止されています。
2.平成21年11月までに、発電量を確定する為の「検定済測定器」の設置が義務付けられています。
既に発電されているシステムにも設置が必要となりますので、初期投資が必要となります。
「G-電力証書」購入者のメリット
1.企業広報として、CO2排出削減、省エネに貢献している事をPRできます。
2.各種イベントに必要な電力を「グリーン電力」で賄い、CO2排出削減・環境保護に貢献している事をPRできます。